スマート450の必須整備箇所『ブローバイホース』
エンジンの燃焼室からクランクケース内に漏れた未燃焼ガスの事を
「ブローバイガス」(生ガス)と言います。
このブローバイガスがエンジン内に溜まってエンジンに負荷をかけるので、
その溜まったガスを抜く為にあるのがこのブローバイホース。
上の写真の部分のプラスチックが割れたり、
ゴムが裂けている車が、実に多い。
ゴムもプラも、10年も、もちませんので、単なる消耗部品です。
ブローバイガスを再燃焼させるために、インマニに送り込む部分で、
このホースに不具合があると、生ガスが解放され、
目が痛くなったり、鼻をつくような臭いで、運転に支障をきたす。
厳密には、ここを修理していないで、運転していると、
生ガスを、そのまま大気開放する事となり、違法行為という事です。
スマート450の必須整備箇所『ブローバイホース』
今回の車両は、スマート450の必須整備箇所である、
エンジンマウント3ヵ所と、ファンべルトも交換です。
毎度お約束の、エンジン半下し
ブローバイホースは、クランクシャフトケースに刺さってますので、
エンジン半下にしないと、交換できません。
おかしな整備工場で、適当に、修理してある車をよく見かけます。
プラの割れ部分はそのままで、ゴムだけ次いであったり、
新しいブローバイホースをぶった切って、接続してあったりと、
適当にやっつけている仕事を多数見てきました。
古い450を大事に乗っている方々が、あまりにかわいそうなので、
へっぽこメカニックの方は、スマートには手を触れないでください!!
お願いです。
まともなスマートをダメにしないでください。