車検で入庫したお客様のお車ですが、お客様も気が付いていませんでした。
当然、マフラーにも、パネルにもドライブシャフトにもキズはありません。
こんなところを曲げるように、器用にぶつけたり、
乗り上げたり出来るわけがありません。
写真のように、ロッドリンクが、ぐにっと曲がっています。
あくまでも推測ですが、犯人は、無知な陸送屋さんor無知な車屋
車載車やトレーラーに積む際に、
ウインチ又はガッチャ(車を固定する為に使うもの)を、
ロッドリンクに、掛けて固定したのだと思います。
まともな人は、ホイールにかけたり、牽引フックを使います。
中古車で購入されたとの事ですので、購入までの車の移動の際、
どこかで、ど素人の知識の低い、陸送屋さんがやったものと思われます。
個人の方も、車屋さんも、スマートを積載車で運ばせる場合、
「ロッドリンクにガッチャを掛けるな」と、必ず指示してください。
ロッドリンクが曲がっていると言う事は、
アライメントが全く取れていないと言うことです。
タイヤの向きが平行四辺形状態で、車が前に進むようになってしまいます。
要は、高速走行状態では、とっても危険な状態になっているということです。
スマート450の場合、
アクスルチューブ(知らない人には2本出しマフラーかと間違えてしまう、U形の丸パイプ)が、
3点で支えられていて、タイヤの上下運動やヨジレなど、
3次元の動きをする際に重要な役割を果たしている、
左右のロッドリンクです。
バーナーで炙って、叩いて、伸ばして、見た目