スマートの純正のラジオ、カセットラジオで、
写真のように「SAFE」が表示して、
ラジオがならない事があります。
日本とヨーロッパでは、FM放送に使用している周波数帯域が異なります。
スマートに限らず、ヨーロッパ仕様のラジオはそのままでは、利用できないのです。
日本仕様のカセットラジオが存在しない頃、当社で輸入したスマートには、
オリジナルデザインを崩したくないがために、ヨーロッパ仕様のラジオを改造して、
モニター表示は、ヨーロッパでの周波数帯域のままですが、
受信する周波数帯域を変更して、日本のFM局を受信できるようにしてあります。
日本仕様のカセットが登場してから交換している方も多々いらっしゃいますし、
当時のカセットラジオが、別の車両に付いている場合も含めて様々ですが、
バッテリーが上がった際や、交換した際に、
写真上右のように、「セキュリティーコード」の入力を求めてきます。
上の写真で、『1』となっていますが、間違った回数です。
ここに『4』が出ていたら、アウト!
ご臨終です。
どうすることもできません。
『SAFE』が出るのは、ヨーロッパ仕様のラジオ/カセットのみです。
写真のように、『JCC』と入った、
日本仕様のラジオやカセットラジオでは、起こりえません。
JCCと入ったカセットのラジオが受信しなかったり、モニターに何も出ない場合には、
電源がきていないか、単純に壊れているかのいづれかです。
欧米では、カーオーディオの盗難が頻繁に起きるので、盗んだカセットを使う際に、
セキュリティーコードを入れないと使用できないように作ってあるのが一般的です。
日本でもカーオーディオの盗難が無い訳ではありませんが、
そんな機能の付いている物は少ないですから、
外車に乗った事のない方には、あまり縁の話です。
当社で、輸入し、新車で納車している車両には、
ヨーロッパ仕様のラジオを、日本で使えるように、周波数帯域を変更しています。
そして、必ず、左写真のような、コード表が、必ず付属しています。
さらに、私が、何らかの用件でラジオをを外した際には、
本体に4桁の数字をマジックで、書き込んでいます。
もちろん、ラジオ自体が、一人歩きしてとか、
中古車として、別のオーナーにスマート渡った場合などを含めて、
このコード表が紛失されている場合には、
OUT 太刀打ちできません。
利用不能となります。
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ジオのセキュリティーコードの入力方法
写真のように、
一桁目が、「5」でしたら、左から1つ目のメモリーボタンを「5回押して5を表示」させる。
二桁目が、「9」でしたら、左から2つ目のメモリーボタンを「9回押して9を表示」させる。
3桁目は、左から3つ目のボタン
4桁目は、4つ目のボタンを押して、4桁入力します。
4桁の入力が完了して、間違いがないか確認したら、
最後に、
右下のスマートロゴボタンを押して、解除完了。
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ちなみに、入力する4桁の数字と別に表示している左側の数字
(上の写真の4桁の数字の頭の『5』の左側の『1』と表示している)
(2番目の写真で『1』と表示している)
一番左のこの『1』部分は、今までに間違えた回数です。
「0」なら今まで間違えていません。今回のラジオは、「1回」間違えていると言う事になります。
「4」が表示している場合は、メーカー(ポルトガルGRUNDIG社)にての解除が必要です。
(どこに送れば良いのか?本当にやってくれるのか?いくらかかるのか?不明です。)
つまり、実質的に使えない。使用不可能と言う事です。あきらめるしかありません。
「3」が出ていたら、もう一回間違えたら、ご臨終です。ご注意を!