スマート451(2007年~2014年)の整備必須箇所の一つ
クランクシャフトプーリ/ベルトプーリー
エンジンルームを上からのぞき込むと、ベルトが見えますが、
その下の方に、クランクシャフトプーリがいます。
上の写真は、交換後テンショナー調整中の正しい姿。
下の写真のように、車の下から見上げても、カバーが付いていますので、
カバーをグイっと寄せると、ベルトが2本かかっている、
プーリーがやっと見えますが、劣化した、ゴムの中心部分は、見ることはできません。
5万キロ毎、ベルト2本+プーリー交換
距離別としても、10年もゴムが持ちませんので、
中古車購入時等、ベルト交換時には、
必ず、交換してください。
▲ これが、ベルトプーリー/クランクシャフトプーリです。
▼ 新品 クランクシャフトプーリ キット
スマート451mhd(アイドリングストップ付き車)は、
こちらの三菱製のプーリーで、定期的な交換必須。
エコ、静音、振動軽減のため、中心部は、ゴムで一体化させています。
直径140mm、重量約2kg
本来、上の写真のように分離しない一体物ですが、
ゴムが劣化して、プーリが、もげてしまいます。
写真の左側の方は、エンジンに固定されていますが、
ブチ切れた、写真の右側の鉄の塊は、走行中なら。飛んでいきます。
駐車場に転がっていれば、事なきですが・・・
高速走行時に、ブチ切れて、
後ろに飛ばしてしまえば、
大事故にも・・・加害者となります。
実際に、クランクシャフトプーリがぶっ飛び、ベルトが遊んでいて、
エンジンがかからないと言う事で、入庫してくる車は、
全車、この写真のように、
クランクシャフトプーリ半分なくなって、
ベルト1本しかかかっていません。
下の写真が、もげて、脱落してしまった半分
脱落して、カバーに引っかかっているとか、お持ちになるお客様は稀です。
ほとんどの場合、走行中に脱落し、飛ばしてしまっています。
この15㎝の鉄の塊が飛んでいく
恐ろしい話です。
加害者にならないためにも、
交換履歴がはっきりと残っていない車は、
ベルトと2本と一緒に、必ず交換してください。
スマート451mhd 必須 整備箇所です。
▲アイドリングストップなしのスマート451のクランクシャフトプーリ
スマート451初期のmhdなしのスマートと、全ターボ車は、
この写真のプーリーなので、ブチ切れる心配はない。
ちなみに、このクランクシャフトプーリの交換は、
クランクシャフトを、ロックしてから外すような感じなので、
外車扱う、手練れのメカニックでないと、太刀打ちできません。
ちなみに②、
このプーリーがもげていると、
バッテリーに残っている電気の分だけ、走って、止ります。
その後、ジャンプしようが、何しようが、
スターターを持たない、mhdは、
オルタネーターが作動しないので、絶対にエンジン掛かりません。
外-2089