リアゲート(リアガラス)からの雨漏れの対策を書いておきます。
ラッゲージカバーの上に水たまりが出来ていませんか?
ガラスの内側に、雨もれ跡が残っていませんか?
原因その1
ウエザーストリップの形状や劣化
1999Yモデル以前(車台番号の10桁目が『X』)と、
2000年モデル(車体番号の10桁目が『Y』)の一部の車両には、
初期のウエザーストリップが付いています。
形状的に、リアゲートをあげると、たまっていた雨水が、車内にこぼれ落ちてきます。
初期車両にお乗りのお客様は、一度点検ください。
写真で比較していただくのが、一番早いのですが、
旧タイプのウエザーストリップ付き車両が入庫した際に、お願いして撮影させていただきます。
後日と言う事で・・・
2000年後半から2001年にかけて、ディーラーで販売された、左ハンドルの車両は、
新しい形状のウエザーストリップが付いていますので心配ありません。
もちろん、リアゲートを閉めたまま、放置されていたような車両は、スマートに限らず
開閉部分のウエザーストリップがつぶれてしまい、
パッキンの役を果たさなくなってしまっている物もございます。
対策は、新品に交換するしかありません。
原因その2
ガラスに接着されているプレートの剥離
リアウイングやリアワイパーのモーター、熱線やハイマウントの配線等を、
ガラスに直接固定する事は出来ませんので、
ガラスに、プラスチックのプレートが、最初から接着されています。
このプレートが、経年劣化してはがれてしまいます。
写真の↓↓部分から右端まで、雨水 す通り 状態となってしまいます。
対策方法は、リアガラス交換です。
100%の対策を求めるには、新品のリアガラスを用意し交換してください。
部品代と工賃で結構行くはずです。
でも、ヒトあがきしたいという場合、こちらの方法となります。
但し、失敗の可能性があります。
水は、毛管現象で、目に見えない隙間からでも入ってきます。
以下の方法でも、わずかな隙間がある限り、作業費用が無駄になる場合もあります。
リアウイングと内側のカバーを外し、ガラスとプラスチックプレートがむき出しの状態にします。
取り外し方法は、見て分からない方は、手を出さない事!
余計なボルト緩めると、ガラスの立て付けが悪くなり、きちんと閉まらないとか、割ってしまったり、
ウインドウォッシャーがでなくなったり、ワイパーが動かなかったり・・・
後は、シリコン打つだけです。
どこに、どう、水が浸入してくるか考えながらやるだけです。
こんなところも忘れずに!
結構、作業時間がかかります。
また、シリコンの硬化は、24時間です。
夏の時期でも、6時間以上置かないと組み上げられませんので、その日の作業は無理です。
自動車ガラス業者に、この写真等を見せていただければ、分かるはずです。
最寄の自動車ガラス店に相談するのも手と思われます。
工賃は、2万円~3万円は必要と思われますが、リアガラス交換よりははるかに安く済みます。