新型スマートもやっと出回ってきましたが、さすがに絶対的な台数が少ないので、
修理や整備で入ってくる車両も、まだまだ少ないです。
テスターも最新バーションに切り替えましたので、ヨーロッパ仕様はもちろんの事、
アメリカ仕様のスマートも、日本仕様の1,000ccのブラバスも診断できる環境は整っております。
日本で販売されている、ディーラー車の新型スマートにも、
例によって、運転席シートに上げ底のスペーサー(写真矢印)が付いています。
日本人のスマート利用者の平均身長の設定を、低く設定している。
でもコレが、
相変わらず、
迷惑な場合が多いのです。
写真のオレンジの矢印部分が、スペーサーで、この分シートの、前側のみ持ち上がっています。
700ccの右ハンドルでは、背の低い方には、シートが上がって、便利だったのですが、
1,000ccの新型スマートでは、背の低い方にも、迷惑になってしまいます。
女性のドライバーに多く見受けられますが、
シートを思いっきり前に出す方に、
新型スマートは、乗れません。
アクセルやブレーキ踏もうとすると、
ひざがあたってしまいます。
日本仕様車の衝突実験のデーターが見て見たいです。
前面衝突時のひざがあたってしまうので、Aになっていないはずです。
安全性を欠いています。
左ハンドルでは、人間工学に基づいた設計のために、全く感じないのです。
察するに、単にこの上げ底のスペーサーだけの問題ではなく、
フロアの形状や、シートの台座等の設計的に、右ハンドルでは問題があるのでしょう。
ここまでは、シートを前に出して運転する方に対する不具合箇所です。
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ここからは、
身長の高い方、180cm以上の方や、
太めの方に対する不具合です。
600ccや700ccのスマート同様、
背の高い方には、頭上のスペースがない。
背の高い方には、信号が見えない。
エコノミー症候群じゃないですが、足が辛い。
シートの前方のみ上がっているので、ひざ裏側のすぐ上の血管が押されて、
足がしびれてきます。スリムな方には、わからないと思いますが・・・
私もしょっちゅう、腿の裏を揉んでいます。
これも、それも、
ドイツ車の右ハンドルの泣き所、
悪い点の一つと諦めてしまうのもなんなので、
例のごとく、
スペーサーを外します。
こうすると、身長の高い方でも、快適なスペースが得られます。
足もしびれなくなります。
600ccや700ccのスマートでは、短いボルトが必要でしたが、
1,000ccのスマートでは、短いボルトは、不要です。
このスペーサーを、外して、上に置いて(上の写真と見比べてください)、
もともと付いていた、ボルトを締めると作業完了です。
もし、ご自分でされる際には、一度乗ったら、増し締めしてください。