車選びのキモ 注意事項 

車を何度も買い替えて、中古車遊びスペシャリストの皆さんは、ご存じですが、
新車しか乗ってこなかった方や、数台目の中古車購入という方は、一度ご覧ください。
皆さんの車選びで、営業トークに潜む、よくある思い込み、勘違い、だまし etc.
店長の主感たっぷりで、書き綴っています。


☆安い順=ボロぃ順

まず、カーセンサーやグーで中古車を探す際、値段順に並べて、
安い方から問い合わせ件数が多いと言うデーターが、出ています。
そこで車屋は、少しでも、安く乗せようとします。

「薄利多売」「利益が少ない」「お買い得車」とか、
全てては、所詮、営業トークです。

正直な話、どの車屋さんも、安く仕入れて、高く売りたい。

安く売るには、安くなければ売れない理由があり、
安く仕入れられるには、必ず、安い理由があります。

買取でも、ネットの時代で、手放す方にも相場観があり、
昔のように、半分だまされて安く買い取られる事もない。

国内に、お買い得車は、1台もありません!!

お客様にとって、お得なのは、欲しい装備が付いている事のみ。
大きいナビが欲しい方には、高級ナビが付いていればお得だが、
ナビなんて、スマホでOKと言う人には何の魅力もない。

外見がきれいで、安いスマートに飛びついて、

  中身ボロボロで、泣かされる事のないように!


☆オークション仕入れの実情

車屋さんが売り買いする、オークション会場も全国に網羅され、
ネットで全国どこの会場の車も買えるので、地域格差もなくなり、
中古車相場が、ギッチリが出来上がっています。

そこで、欲しい車屋さんがセリを行うのですが、何かある車は、安いです。
欲しい車屋さんが複数いれば、せりあがります。当然ですね。

外装ダメージの修理代は、どんな車屋でも簡単に想像できますが、
車屋が見て、おや?何かあるなと思うと、競らないのです。
したがって、安く仕入れられた車には、必ず訳があります。
安い仕入れ=ボロなんです!

安く仕入れられたから、安く売れる。
でも、
手を入れれば、確実に原価が上がり、その分高い車となる。

いい車は高い!


☆オークション評価はあてにならない

「この車オークションでの評価何点だったのですか?」と言う問い合わせを受ける事があります。なにを、分かった気で問い合わせしてくるのかわかりませんが、どこかの車屋さんで、オークションでの評価点の高い事を前面に押し出した営業トークをされた経験があるのでしょうね。

実際には、オークション会場での車の評価は、内外装の評価が殆どで、よほどの異音や誰にでもわかる不具合がない限り記録されることはありません。

さらに、事故車の扱いは、狭くなる一方です。
事故を起こして、フェンダーの鉄板を溶接して交換したり、
パンパーや、ドア丸ごと交換しても、
フレームが損傷していなければ、R点にはなりません。

ベコベコに凹んでいても、傷だらけでも、
板金や塗装しまくりの車でも、3.5点の評価が付きます。

5点が付いていても、ディーラーが不具合で回収した様なおかしな車を、
3年の保証期間が切れてから、出してくる車も混ざります。

肝心なのは、ハズレを引いた車屋が、
そのまま売るのか、直して売るかの違いです。

オークション会場の評価点、あてになりません。


☆カーセンサーやGoo認定も、あてにならず。

オークションの評価同様、カーセンサー認定、Goo認定、AIS認定も、あてになりません。
あくまでも、内外装の評価点と思ってください。
走らせることも無く、機関的なチェックは、誰にでもわかる事項のみ。
当社でも、一時期、認定を受けるために、1台ごとのお金を払って、
専任の方に査定してもらってましたが、
こいつら何もわかってないなぁと言うのを痛感して、
しばらくして意味がないので止めました。

その評価点を売り文句にし、お客様に安心を抱かせる手法として、
販売トークにしているお店も多いのも現実ですね。


☆軽い営業トークにやられるな!

「少し距離走ってますが、平気平気!まだ乗れますよ!」

「何かあったら、ベンツに行ったら、修理してくれます。」

「バッチリ整備しますから」って、何やった?

外車屋の営業マンにありがちな、
  よくある、軽いノリの言葉にだまされないで!
   smartって、なかなかの上級車種です。


☆買取店直販で、車を買うな!

一般的に買い取り店とは、買い取った車を、業者のオークションに出して、即現金化し、その利ザヤを稼ぐのが正しい商売ですが、相場以上で買い取ってしまったものや、見る目がないので、不具合に気が付かず買い取ったものなどを、店頭直販するケースが多いのです。
しかも整備は、口ばかりで何もしない。
購入者が困るだけ。

積極的な、買い取り店あるあるなのです。
ヤフオクの次に、車を買ってはいけない所の代表となった買取店。
それが知れ渡ると、販売店を別会社立ち上げて、販売する会社まで。

買取店では、間違っても、車を買わない事


☆総額表示の落とし穴

公正取引委員会→中古車販売協会のいいなりとなっている、車業界です。
カーセンサーやGooも言いなりなので、総額表示を進めてきました。

建前は、購入者がわかりやすいように、総額表示を義務化する。
基本方針は、絶対に正しいのです。

通り一遍のお客様の多い都会と異なり、
地元の少ない顧客を大切にし、しっかりコストをかけて整備する車屋は、
間違いなく高い車となるので、広告で売れないのです。

実情は、高いと売れない。問い合わせも来ない。

何もコストをかけず、見た目だけ整えた、安い車が、売れる。
結果的に、困るのは、購入者と言う本末転倒の構図。
結局、天下り団体のすることですからね~

要は、購入したら、しっかり整備して、乗れと言う事

買ったままでそのまま乗れるのは、
新車から3年以内の低走行の車のみと思った方がよさそうですね。

当店でも、古いスマートは、

軽い整備のみの車も、見た目優先の車も、
文句なしのフルレストア車まで、

お客様の乗り方と、ご予算に合わせて、用意します。