スマートの室内側のドアハンドルが、効かなくなって、
車内からドアが開けられない。
これも、よくある、修理です。
犯人は、ドアハンドルのワイヤーが、
インナードアハンドルに接続される部分のプラスチックの割れ。
経年劣化で、弱っているところに、
日頃の開け閉めで、力がかかる。
もっと、頑丈に作っといてよね~
インナードアハンドルの裏側に、このワイヤーが固定されます。
交換後の、正しい状態です。
写真は、取りはずしたもの。
ワイヤーと一体のプラスチックの部分が見事に割れていて、
室内側のドアハンドルは、パタパタと何の抵抗もなくなっていました。
ワイヤーの先っぽのこの部分が割れてしまうと、開け閉めできなくなってしまいます。
悪あがきで、接着したくても、
力がかかる箇所を、可動部分のある、狭いスペースで、無理そうです。
部品があるうちは、黙って、新品交換ですね。
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外側のドアハンドルのワイヤーは単品でパーツが出ないので、
ドアハンドルごと交換なのですが、
内側は、ワイヤーがバラでパーツが出ましたので、
パーツ代は安く済みました。
ですが、この作業もボディーパネルを外さないとなりません。
室内側のドアハンドルにワイヤーを付ける事は、
内張りを外すだけで可能なのですが、
ドアロックアクチュエーター側の脱着が、
内側からではどうしても出来ないのです。
年式が、2005年モデルでしたので、
パネルも硬化していないため難なくドアパネルを外せるのですが、
2001年以前のモデルで、直射日光と雨風受け続けたドアパネルは、
プラスチックがすっかり硬化していています。
パネルを外す際に割れる確立80%以上です。
替えのドアパネルを確保した状態で作業を開始するなど準備が必要です。
申し訳ございませんが、
当店でのドアパネル(硬化しているパネルに限り)を外す必要のある作業は、
割れた場合のドアパネル代を負担いただいております。
(もちろん、運よく割れなかったらいただきません。)
硬化しているドアパネルはそれほど割れやすいのです。
別の車の写真ですが、ドアの内外のパネルを外すとこんなです。
こんなにゴツイアルミの柱に守られているのです。