スマートの走行中、振動に合わせた異音ではなく。
フロント周りに、回転にあわせた異音がある場合、
ハブベアリングの交換時期です。
もちろん、リアにもハブはありますが、
スマートの場合ドリフト族は、まずいないでしょうから
フロントほど心配ではありません。
写真の様に、ガタもありますし、手で少し回転させただけで、ゴロゴロ感があります。
中央部が、ベアリングで、
直進時よりも、コーナリング時に特に負荷がかかり、
徐々にガタが出てくる消耗部品です。
(ちなみに、拡大写真のギザギザの歯車のようなものは、ABSセンサーです。
この歯車の凸凹を、磁石が信号として、ひろっているんです。)
ダメになったのを、分解してみると↓こんな↓感じです。
症状によっては、ベアリング内部が錆びているものも多々ありますが、
今回の場合、サビはありませんが、磨耗しています。
まあ、直線ばかり走っている方は、全国どこを探してもいらっしゃいませんし、
スマートに限った話ではなく、世界中のどんな車でも、
確実に、ガタは、出てきます。
定期的に交換すべき、単なる消耗部品です。
毎週、峠を攻めに行ってる方や、夜中の首都高速に出没されている方は、要注意です。
車高調付けたりローダウンしているスマートも要注意です。
きちんとしたお店で、その辺までキチンと説明を受けて、改造されている方は、
常に気にしていて、チェックし、早め早めで交換しているので安心ですが・・・
無理をさせれば、無理が来るの原理です。
ガタ付きは、回転にあわせて音がしますので、音楽消して、乗っていれば、
気づいていただけると思います。
そのまま放っておくと、
ハブとホイールにはさまれている、ローターにも、揺れやガタが出てきます。
そうすると、ブレーキを作動させているキャリパーピストンにも影響が行き
突然、ブレーキが効かないとか、一瞬ぬけるとか。
最終的に、
ベアリングが焼きついて、
タイヤがロックします。
ホイールナットが折れて、トラックのタイヤが、外れて大事故が起きていますが、
ベアリングがロックしハブが折れ、ハブごとトラックのタイヤがふっ飛んで
親子に突っ込んでと言う悲惨な事故もニュースになっていました。
パーツは、左右別で出ますが、
片側かダメなら、反対側も一緒に交換してください。
重要保安部品です。
必ず、きちんとした整備工場で、作業してください。
フロントのタイヤを外して、ブレーキローターの裏側にあります。
パッド交換時や、ローター交換時には、チェックするのが当たり前なのですが、
何より、試運転すれば、音で気が付くのが当たり前。
でも、カッコだけで、スリットのローターに変えてる方とか、
ローターも減って換え時なのに、パッドだけ変えるような、
適当なショップの適当な整備だと、そのままなんですよね~
重要保安部品ぐらいきちんとチェックしましょうよね。