スロットルバルブとは、アクセルペダルからの信号を受けて、
エンジンに送られる空気量をコントロールしている「弁」です。
下の写真の真ん中の薄い円盤の回転によって、空気量を調整しています。
通常は、アクセルペダルを踏むと、弁が開くようになっています。
今回入庫した車両、吹き上がりが悪い と言う症状です。
写真のように、カーボンだらけ。
カーボン(スス)が石化して、弁をスムーズに動かせない。
原因は、レギュラーガソリンと、バイオ燃料
オイル交換をさぼると、確実に効果ります。
これだけで済めば、分解掃除で終わります。
そして、動きが悪い状態で、長い時間が過ぎると、
ボードが行かれて、掃除しても、作動しなくなります。
このブログをよくご覧頂いている方には、お分かりかと思いますが、
エンジン不調には、蟹に挙げるような、様々な原因があります。
◎ プラグの劣化
◎ プラグコード劣化、リーク
◎ アクセルペダル不良
◎ クランク角センサー不良
◎ エアマスセンサー不良
◎ バキュームホース劣化
◎ 燃料フィルターつまり
◎ 燃料ポンプ不良
◎ リレーボックス不良
◎ コントロールユニット不良
殆どが、故障ではなく、消耗品の経年劣化です。
掃除して、カーボン除去してみても、
きちんと動かないので、
新品交換となったわけですが・・・
スロットルバルブの値段は、なんと
123,500円+TAX 驚きです!!
解体してみると、
こんな感じになっています。
要はこのモーターがきちんと回らないので、弁が動かないのですが、
ボードのどこかがやられているのか?
モーターそのものがアウトなのか?
いずれにしろ、高額パーツに驚きでした。
こういう場合には、
解体物(事故車などから取り外した中古パーツ)をうまく探せると、
こちらを利用した方が圧倒的にお得ですが、
ケチると、もれなくリスクがくっついてきます。
解体屋が外した部品は、メカニックがきちんと外した部品と異なり、
どんな車から外した、どんな状態の物か不明ですし、
外した後の、部品保管状態もあてにならない。
危険が隣り合わせです。