スマートのオイル交換の時期と言うか頻度についての、
お問い合わせを多数頂きますのでちょっと書いておきます。
エンジンオイルは、
3,000km~5,000km毎
年に2回(距離のらない方でも年1回)
ミッションオイルは、
5,000km~10,000km毎
年1回(距離のらない方でも2年に1回)
定期的に交換してください。
一般の乗用車を普通に乗っている状態で、5,000回転まで滅多に上がりませんが、
スマートは、小さなエンジンで、ここまでのパワーを引き出す為に、
高回転域も常用され、とにかくフル稼働しています。
そんなスマートのエンジンやミッションの磨耗や熱から守る為に良質なオイルが不可欠なのです。
また、大活躍しているオイルは、確実に劣化します。
オイルが黒く汚れていなくても、
ベースオイルのレベルが低いと、あっという間に劣化しています。
誰がなんと言っても、
スマートにオイル交換は、必須です。
新車から1,000kmで抜いたミッションオイルの写真です。
ラメラメがわかりますか?
削りカスがこれほど混じっていますので、
オイル交換せずに乗っていれば、
当然これが磨き粉の役目をしてしまうわけです。
スマートに限った話ではありませんが、新車時のケアが大事です。
エンジンオイルもギアオイルも、1,000kmごとに、5回ほど変えると、
新車時の削りカスが落ち着きます。
これは、ヨーロッパ車乗りの常識です。
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ディーラーで聞いたら、エンジンオイルは15,000km毎。
ATF(ミッションオイル)は、30,000km毎とか、なかには換えなくて良い
と言われた方も多いようですが、
メーカー推奨がそうなっていますので、日本のディーラーでは、そう言わざるをえません。
これは、様々な方面から環境保護に取り組むヨーロッパ各国のお国柄と言うか、
環境保護の実践によるものです。
フランス大統領選挙の真っ只中、京都議定書を守らない、アメリカや中国からの輸入をストップするとの話題も出るほど、環境保護に取り組んでいるのです。
また、ドイツやフランスでは、様々な環境保護団体があり、チェックが厳しいのも皆さんご存知の通りです。
環境問題に取り組むなか、1998年環境にやさしい、スマートが生まれたわけです。
本当に環境にやさしいすごい工場です。
2007年モデルnewスマートのカタログも、この環境保護が最大のアピールポイントとして構成されています。
こうした環境保護の取り組みのひとつに、
「限りある石油資源を守る。」「廃油を出さない。」
そのために、
「オイル交換をさせない。」とか「交換頻度を減らす。」
という具体策です。
そんなところから、エンジンオイルを、15,000km毎の交換となるわけです。
「エンジンオイルをそんなに換えなくて、良いはずがない。ディーラーは何も分かってない。」と、
おっしゃる方が、たまにいらっしゃいますが、
ディーラーが無知だとか悪いわけでは全くありません。
少なくとも、メカニックは、交換すべき名事はわかっています。
ただ、世界のベンツが環境保護を実践しないわけにいかないだけ。
さて、そんな、エコカーにお乗りの、日本のスマートownerさんは、
一個人が出来る環境への取り組みとして、オイル交換を控える??
いやー、車が大事だし、痛んで欲しくないので、頻繁にオイル交換する??
ちなみに、当店でオイル交換した廃油は、専門の廃油業者が回収して、しっかり再利用されています。