スマートのエアコン

最近、エアコンのガスチャージのお客様が多数お越しいただいております。
ありがとうございます。

スマートに限らず、
エアコンガスは抜けるものです。
パイプやバルブのつなぎ目やコンプレッサーなど、
至る所から、微量ですが確実に漏れていきます。

スマートのエアコン

ちなみに、MAXで3缶入る車だとします。
コンプレッサーが回る最低限の量が2缶分の量とします。
メーカーの生産ラインで、2缶分入れて作動テストするのが通常です。

つまり、新車の時でも、もう1本追加で入ってしまうのです。
1本分漏れてしまっているのではなく、最初から満タンに入っていません
(もちろん、規定量以上に入れると良くないです。圧を測ればすぐ分かります。)
冬の時期に納車され、半年で微妙に減った場合、新車なのにクーラー効かないなんて、良くある話です。

スマートに限らず、外車にお乗りの方やちょっと古めの車にお乗りの方は、毎年夏前に、ガスを1本補充と言う方は実はすごく多いです。

エアコンのガスチャージを、ガソリンスタンドやカーショップで行う場合、
スマートのフロントグリルの外し方を知らない店や
経験のある方がいない店では、けっして行わないで下さい。

グリル周りやボディーパネルを傷つけられたり、
フロントグリルのツメを割られてしまったりします。

特に2001年モデル以前にお乗りの方は、プラスチックが硬化しておりますので、
グリルのツメは、非常に割れやすいです。

エアコンのガスもれは程度の問題です。
1年で抜けてしまうか、2年で抜けるか、1日で抜けているか。
通常、ガスが漏れているのは、チャージした翌日には、きれいに抜けています。

ガスを充填した翌日に、コンプレッサーが回らないという場合、さすがにガス漏れチェックしてください。
エアコンガスの着色剤を注入して、紫外線ライトをあてて、漏れチェックします。
翌日に抜けてしまうような場合はすぐ発見できると思います。
半年で徐々に抜けていくような場合、漏れの量が微量なため、発見が大変です。
漏れが発見された場合、毎年ガスチャージをした方が得か、パイプやラインを交換する修理代がお徳かと言うところです。

ちなみに、エアコンガスは、国産車、外車問わずどのメーカーも消耗品扱いですので、新車の保証期間内でもガスチャージは有料です。この時に着色剤を注入して漏れが発見できれば、そこからの修理代は、メーカー保証での修理となります。