スマートにお乗りの方でしたら、一度は耳にしている方も、多いかもしれません。
フロアのこんな場所についてる、黒のボックスが、横Gセンサーです。
450スマートの1998年~2002年までに生産されたスマートは、
アンダーカバーをはずして、床下に付いています。
(車検証の初度登録年、いわゆる年式ではなく、製造年。
17桁の車台番号の頭から、WME01MC01~~で始まるスマート)
症状は、トラクションコントロールが働いて、
アクセル踏んでも、加速しなくなってしまいます。
「横Gセンサー」とは、
言葉のとおり、
コーナリング時にかかる、
横方向の重力を測定するセンサーです。
ABSセンサーや他のセンサーからの情報と合わせて、コンピューターに送り、
ESPやABSなどに関連する、
重要なセンサーです。
ちなみに、部品代だけで約2万円。 この手の部品は高いです。
交換しただけでは、きちんと作動しません。
スマート専用の診断機により、
交換後に、0点調整が必要です。
当然、テスターがないと出来ません。
横Gセンサーのシリコンで封印されている部分をほじくってみました。
どんな風になっているのかと・・・
左の写真のようなボードが現れてきます。
さらに、反対側からも解体を進めると、裏側は写真のように、チップがついています。
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参考までに、2003年以降製造のスマートは、
(車検証の初度登録年、いわゆる年式ではなく、製造年。
17桁の車台番号の頭が、WME450で始まるスマート)
横Gセンサーは、車外の床下ではなく、車内の床上に設置されていて、
部品自体が全く異なります。
スマートをヘッドライトの形状の違いで、前期後期と分類している、
スマートを知らない方々の間違った情報はお話になりません。
スマートは、2002年までの車と2003年以降の車で、
コンピューターが全く新しくなり、様々進化しています。
分けるなら、ここなのですがね・・・
カーセンサーやGooをはじめ、素人自慢話集「みんから」など
外車の情報は、ウソばかりです。