スマート450 ドアパネルの取り外し

パワーウインドウレギュレーター交換ドアロックアクチュエーター交換には
スマートのドアパネルを外す必要があります。

スマート450 ドアパネルの取り外し


紫外線や風雨にさらされた、ポリカーボネイト製プラスチックパネルは、

新車時のやわらかさを失い、完全に硬化しています。

パネルの中央を押してみると、新しい車に付いているパネルとの違いが明らかで

硬化したパネルは、90%以上の確率で割れてしまいます。

スマート450 ドアパネルの取り外し


外し方は、ドアパネルの中央部を押し、
上部のツメを外して、全体を押し下げ、外します。

言葉にすると2行なのですが・・・
上の写真のように、ツメが3箇所引っかかっているだけなのですが・・・

当然、細心の注意を払って、
割るつもりなんて毛頭ないのですが、割れてしまいます。

本当に硬化してしまったパネルは、このツメ自体がもげてしまいます。

スマート450 ドアパネルの取り外し

ドアパネルを外す必要がある修理において、

パネル代 + 塗装代をお客様にご負担いただいております。

(着色パーツ終了の場合、未塗装パーツに塗装が必要となります)

もちろん、たまたま割れないでうまくいった場合には、頂戴しません。

スマート450 ドアパネルの取り外し

ドアパネルの未塗装パネルは、約3万円
(パーツ代は最近のユーロ高に合わせて改定されています。その都度確認します。)

参考までに、
ドアパネルの着色パーツが残っていれば、3~4.5万円(色により異なる)

これに、2.5~3.5万円程度の塗装代がかかります。
(エアブラシでアクアグリーンを作るにはきっとかなりの塗装代がかかると思います。)


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まあ、参考までに書き足しておきますが、
悪い業者の話です。

当店では、割れるのが当たり前で、見積もりして、
割れなければラッキーで、安く揚がる。
これが基本なのですが、

それを、どうしても気に入らない、お客様が、
「うちは、絶対に割らない」という、業者を見つけたので、
そちらでやると、引き上げていきました。

まあ、そんな、お客様もいると言う事で、気にもしていませんでした。

半年して、そのお客様が、来店し、こちらは忘れていましたが、
その時の話を、話してくれました。
実際に、割らずに交換したそうです。

すごいな っと思って、そのお客さんの乗ってきた車を見ると、
思いっきり、ドアパネルわれています。
それも、見たことのない位置から、割れています。

確かに割らずに、修理は終わったが、
それから半年もしないうちに割れたそうです。

写真撮らせてもらえばよかったのですが、

割らないで外すために、パネルの爪を削ってしまっています。
アルミの骨組み迄、一緒に削っています。

当然、引っ掛かりがなくなるので、ドアパネルを。
コバ部分(厚み部分)で、穴あけ、ビス止めです。

車は常に振動していますし、摘果したパネルに穴開けて、
それで支えてたら、すぐ割れてくるでしょう。

ひっどい修理方法です!!

確かに『割らない交換作業』でしたが、
  確実に『後で割れる交換作業』です。

私に言わせりゃ、詐欺修理です。

車屋、選んでくださいね~