スマート450の燃料ポンプ交換です。

エンジンがかからないと言う事で、入庫してきました。
イグニッションONにしても、燃料ポンプの回る音がしてません。
燃料ポンプが回っていない。
2002年以前製造のスマート(車台番号が、TCC**** や WME01MC*****)は、
シート下のリレーボックスをチェックし、最終判断。
2003年以降製造のスマート(車台番号が、WME450******)は、
専用テスターでN10をチェックし、最終判断。
スマート450をヘッドライトの形の違いで、前期後期と分けてる無知な方が多い。
カブリオは、最初っから『落花生型ヘッドライト』
クーペは、2000年モデルまで『ウルトラマン顔』2001年モデルから『落花生型ヘッドライト』
クーペのみの外観の変更で、分類するのは、何も知らない人々の間違った認識。
450が大きく変わるのは、2003年製造(日本の初度登録年ではなく、作られた年)以降の、
コンピューターの変更に伴う、走行プログラムの変更が最も違うポイント。
本来、前期後期分けるならココ。
そして、
600ccのダメ出しポイントの全てが進化した700ccに、600ccが勝る点は1カ所もない!

エンジン半下しにします。

燃料フィルターも一緒に交換しましょう。

▲ スマート450の、燃料タンクで~す。
燃料ポンプは、インタンクで、上から、差し込まれています。
つまり、このタンク全体を下ろさないと、交換できません。
給油口からのパイプも長いし、
横着しないで、処理すべき、パイプやらホースやら、配線やら
なかなか、手がかかる作りです。
下の写真が、燃料ポンプユニットなんですが、
写真のように、燃料やけをしていませんので、
古くなって寿命で壊れたという感じではありません。
燃料フィルターに、ヘドロが詰まる、大迷惑なバイオ燃料なんか入れてると、
いろんな所で、弊害が出ます。
レギュラーガソリンも、燃費が悪いので、入れないでください。
写真探したのですが、見つからなかったのですが、

ひどいのは、燃料ヘドロで、
燃料ポンプが、腐ってるような状態の車が、
今までに、何台もありました。
置いてあった車なのでしょう。
走行少ない車や、寝かしてあった車は、
注意しないといけませんね。

ポンプユニットは、約4万円 + 工賃 高額です。
★ 燃料ポンプを壊す原因 ★
1. 経年劣化
2. ガス欠寸前で給油する方
スマートに限りませんが、ガス欠寸前で給油する人 NGです。
スマートの場合、「0.5L」とか、デジタルで表示しますので、
ギリギリまで給油せずに、
「満タンにして、何キロ走った。」とか「今回の燃費は・・・」いう方。
はっきり言います。やめてください。
早め早めに給油してください。
そりゃあ、パーツメーカーも考えて作ってるでしょうが、
空でポンプ回すと負担かかるのは正論です。
ポンプ自体の熱は、燃料により若干ですが冷やされます。
燃料が多く入っていれば、無理に吸い上げようとする事もないため、
負担がかかることも無く、結果的にポンプが長持ちします。
また、燃料タンクの底には、ごみ等がたまっている場合も多く、
ヘドロを吸い上げる事にもなります。
車を大事にするってことは、こういう事も考えてください。
3.燃料添加剤や水抜き剤等の、ケミカル品
スタンド等で勧められる
『水抜き剤』や、
ネットやカーショップに並んでいる
『燃料添加剤』が、原因です。
まことしやかに書かれている宣伝文句にのせられない事!!
よけいな事はしない!!
国産車外車問わず、最新鋭の車は、特にそうですが、
プリウスも大量コール出したり、外車でもやってますが、
インジェクターの詰まり、
燃料を噴射する所が詰まってしまう、
原因のトップは、様々添加剤
2番目の原因が、レギュラーガソリンです。
3番目が、燃料フィルター交換してない車。
4. ガス欠しているのに、何度も何度もセルを回す行為は、
もちろん最悪。 絶対ダメですよ。
輸入車は船に載せる際、全体の積載重量を減らすためと安全のため、
燃料を抜いてでも最低限のガソリン量に減らします。
結局ガス欠になって、船の積み下ろしや港での移動作業などで
素人の作業者がセルをしつこく回し、燃料ポンプを壊してしまう。