スマートのフロントブレーキローターの交換です。
ヨーロッパ車は、国産車やアメ車と異なり、
ローターとパッド、両方が削れることにより、
制動力を高めています。
写真は、通常使用により減ったローターですが、写真で見るよりも段が付いています。
ローターは、削れて薄くなると、割れます。
現代の車は、ブースターにより、人がブレーキを踏んだ力の何倍もの力で、
パッドでローターを挟み込んで、止めるのですが、ローターが薄くなると、
最後は、割れてパッドが食い込むとブレーキが完全にロックし、
スピンや転がることになり、大事故となります。
ブレーキですので、ブレーキを踏む回数が多いと、ヘリが速いので、
一概に距離は言えませんが、
通常、3万km程で、パッドが減り交換です。
2回目に、パッドを交換すす際には、ローターも交換する
のが、ヨーロッパ車の常識です。
もちろん、パッドがないのに、交換せずにいて、ローターをギトギトに削ってしまったり、質の悪い社外品のパッドを利用したり、きちんと取り付けられていない等で、波打って削れてしまった場合は、ローター交換となります。
この機会に、ご自分の車のローター指でなでて、確認を!
アルミの方は、すぐ見えますので、誰でも簡単にチェックできますね。
参考までに、今回の車両は走行8万キロです。
早い方では、5万キロ程で交換しています。
ブレーキローター左右セット 21,000円 + tax
左右セットなので妥当な金額ですね。
表面のサビ止め剤を落として、こんな感じに、新品と交換完了です。
ブレーキパッドやローターを交換した際には、お約束事ですが、
交換後すぐには、あたりが出ない(ぴったりと擦れ合わないのでブレーキが利かない)ので、
急ブレーキかけなくても良いように、安全運転で走りましょう。
ちなみに、ブレーキダストが少ないブレーキパッドと言うのが、あちこちで販売されておりますが、
一般論として、通常のブレーキパッドよりも効きの良いノンダストのブレーキパットは存在しません。
確実に制動力が低いのです。
日頃、カッ飛んでる方は、
安易に利かないブレーキパッドに交換しない事!